’07年度後期の畜産科学科3年生必修の家畜栄養学実験の様子です。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
★第一回 ルーメン液の粘度測定と微生物観察
本実験では、粗飼料多給ルーメン液と濃厚飼料多給のルーメン液をサンプルに供します。
初回では、それぞれのルーメン液の粘度と、微生物様相の違いを勉強しました。
粗飼料(左)と濃厚飼料(右)。まず最初に匂いや形の違いを 比べました。誰かが濃厚飼料のペレットを食べてました。 ヒツジがこれらを食べるとルーメン内では・・・? |
これがルーメン液で、濃厚飼料由来(左)と粗飼料由来(右)。明らかに見た目が違いますね。匂いも、濃厚飼料由来のものの方がキツイものでした。小池先生いわく、「粗飼料は許せるが、濃厚飼料は許せない」 |
実験中の1コマ、5班。個性派ぞろい。グラム染色のときに連鎖球菌にやたらと食いつく。TAの松井、やられ気味になる。 |
さてさて、こちらはルーメン液の粘度測定のシーン。特殊な実験器具で測定します。TA鈴木が指導です。 |
顕微鏡による微生物観察のシーン。 目で見えるようになると、興味も湧いてきますね。 はじめは核を染めたプロトゾアを観察しました。飼料の違いはどこにあらわれるでしょうか?? |
ルーメン細菌はグラム染色後、PCに取り込みました。(PCがかぶって見えない・・・。)細菌にも違いが見られましたね。 |
粗飼料由来ルーメン液中のプロトゾア。大きいものもいれば小さいものもいて、多様性があります。うまく撮れています。 |
こちらは濃厚飼料のもの。同じサイズのものが沢山います。粗飼料ほど、多様性はないですね。 |
ルーメン微生物の動画鑑賞。小池先生のPCより。 プロトゾアがわっさわっさ、細菌も見られました。 |
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いよいよ始まりました家畜栄養学実験。
第一回は、実際にルーメン微生物を肌で感じる(?)ために、顕微鏡で観察しました。
第二回もがんばりましょう。