’06年度後期の畜産科学科3年生必修の家畜栄養学実験の様子です。
慣れない実験に戸惑いながらも、がんばる初々しい3年生の模様をお伝えします。
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第6回 アンモニアの定量
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ルーメン内微生物の窒素源として重要なアンモニアを、フェノール次亜塩素酸法で比色定量しました。
もう栄養学実験も6回目ということで、器具の扱いについてもだいぶ手馴れてきたようです。 |
今回の実験は試薬を混合するのみで特に難しい工程はありませんが、その代わりピペッティングが非常に重要です。 わずかな誤差が結果に大きく影響してしまいます。 |
そんなわけでみんな今日は特に慎重に分注を行っています。 |
ここでは井出くんがピペット担当のようです。 |
フェノールを使う時は吸い込むと有害なのでドラフト内で作業します。内堀くんは少し窮屈そうです。 |
試薬を混合したら反応させるのに30分ほど待ちます。 その待ち時間の合間のワンショット。 1班は仲が良いですね。ただ坂井くんもう少し前にでようよ。 |
反応後の試薬について、分光光度計を用いて吸光度を測定し、溶液中のアンモニアを定量します。 あらかじめアンモニア濃度の分かっている標準液を測定して検量線を作成し、そこから未知サンプルの濃度を求めます。 |
作成した検量線と各サンプルの吸光度から、サンプル中のアンモニア量を求めます。今回は全ての班で検量線が理論値に非常に近く、ピペッティングの正確さが際立ちました。 |
今回、各班で検量線の正確さを競う検量線コンテストを行いました。どこもかなり正確で接戦になりましたが、結局1位が5班、2位3班、3位が2班となりました。 これは2班矢野君の賞品授与の図。 |
そしてこちらは優勝した5班の井出君です。 オメデトウゴザイマス! |
早いもので今回が実験の最後の回になります。この次の週はいよいよ栄養学実験の集大成であるプレゼンテーションです。
人前で発表するまたとない機会ですので皆さんがんばってください!
次回はそのプレゼンの様子をお届けします。