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農業経済学科は,農業環境政策学,農業経営学,開発経済学,協同組合学,食料農業市場学の5つの研究室から構成されます。そもそも理系学部に「農業経済学」という学問分野があることに違和感を持つ人もいるかもしれません。農業経済学を定義するならば,農学の一分野として,農業と食料をめぐる経済的諸現象(生産,加工,流通,消費)や農林業に関わる環境問題について,経済学,社会学,政治学,法学など社会科学の成果を応用して解明する学問といえます。もちろん,農業は土地を主要な生産基盤とし,人間の働きかけによって農産物や家畜といった生物資源を有効に活用しようとする生産活動です。そこでは他の学科で取り組まれている様々な自然科学の知識と技術が必要とされます。しかし,農業は経済活動として営まれているのですから,農学の個々の科学技術を実際に応用するためには経営的・経済的な視点が欠かせません。農林業は環境資源としての機能も有しています。環境資源の管理と保全においては公的機関の役割が大きく,その行財政機能についての検討も必要とされます。 これらの問題領域はお互いに複雑に絡み合っており,一つの専門領域に特化した研究によっては十分に解明しえない性格のものです。つまり,農業経済学自体が総合的な学問体系なので,上記の5研究室は研究対象の一応の区分にすぎません。学生はその全ての分野にわたって幅広い知識と研究力量を培うことが求められます。


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